エゾミドリシジミ

 ミドリシジミ類は区別が難しく、図鑑もあまり頼りになりません。翅裏はハヤシミドリシジミより濃いめの色合いで、後翅の太い白帯が、ちょっと雑なブロックの積み重ねに見えます。赤〜橙色の斑紋の内側(基部寄り)に「黒い縁取り」があります。ハヤシミドリシジミでは「黒い縁取り」は微妙に少し出るだけです。体の大きさはハヤシミドリシジミよりやや小さめです。翅を含めた体の大きさの差ははっきりしています。


 平成26年7月6日(日)。♀。下と同一個体。九重町。♀の斑紋は赤い。


 平成26年7月6日(日)。♀。上と同一個体。九重町。


 平成26年6月23日(月)。♀。レゾネイト。下と同じ個体。クヌギを長い竿でたたくと、飛び出してきました。


 平成26年6月23日(月)。♀。レゾネイト。上と同じ個体。


 平成28年6月19日(日)。♀。レゾネイト山側。翅裏の色が他の♀とは異なります。斑紋は橙色。下と同じ個体。一瞥ではハヤシミドリシジミと間違うかもしれません。


 平成28年6月19日(日)。♀。レゾネイト山側。翅表の色も他の♀とは異なります。上と同じ個体。♀♂における翅の裏の色の違い、また♀における翅の表裏の色の違いについて図鑑、ネットともに説明はありません。もしかしたら大分県だけの違いかも・・・。


 平成22年7月7日(水)。♂。久住町佐渡窪。山登りをして撮ったもの。♂は橙色。 


 平成25年6月19日(水)。♂。由布岳山麓。これもちょっとした山登り。


 平成27年6月24日(水)。♂。レゾネイト山側。下と同一個体。後翅の白帯が少し流れるものもいます。


 平成27年6月24日(水)。♂。レゾネイト山側。上と同一個体。見る角度で色味が異なります。


 平成27年6月20日(土)。♂。レゾネイト山側。下と同一個体。


 平成27年6月20日(土)。♂。レゾネイト山側。上と同一個体。ハヤシミドリシジミは「青」ですが、エゾミドリシジミは「青水色」です。体の位置を変えても「青水色」にみえます。後翅のキラキラの無い部分(黒帯)はハヤシミドリシジミよりも広くなります。


 平成27年6月28日(日)。♂。大船黒岳登山道口。色合いが異なります。縄張り行動中。


 平成27年6月20日(土)。♂。レゾネイト。ハヤシミドリシジミと同様に「青色」です。「青色」と「青水色」がいるようですが、これについての説明は調べた範囲内ではありませんでした。