ウスイロコノマチョウ(夏型)


 平成15年10月2日(木)。
 棲息場所はクロコノマチョウと同様の場所ですが、明るいところを好みます。写真を撮るため後を追ったりしましたが、暗い藪の中に逃げ込んだりはしません。飛び方はクロコノマチョウと少し似ていていますが、大きく飛んでゆくことはありません。近くで見ないとクロコノマチョウと区別が難しい所がありますが、クロコノマチョウよりやや小さく、わかりやすい違いは、いくつものはっきりした大きな目玉模様と翅のさざ波模様です。ですから近くで見れば、ウスイロコノマチョウ(夏型)をクロコノマチョウの夏型や秋型と見誤ることはありません。


 同上。


 同上。太陽光によって翅にできた影を見ると、翅が一様に平らではないことがわかります。

 書籍には、ウスイロコノマチョウ(秋型)はクロコノマチョウ(秋型)と類似してくるとあり、そのためクロコノマチョウ(秋型)と錯誤することがあるとの記述があります。実際いくつかの書籍にはクロコノマチョウ(秋型)とよく似たウスイロコノマチョウ(秋型)の写真が掲載されています。しかし印刷や写真が不鮮明で区別がとてもわかりにくいように思います。
 ウスイロコノマチョウ(秋型)をいつか写真に撮りたいと思っています。