ミヤマカラスアゲハ(九州型)
カラスアゲハとの区別の難しいチョウですが、春型は後翅裏面に薄い黄白色の帯が出ます。また季節を問わず前翅表の翅頂までラメ様の鱗粉が拡がるという特徴などがあります。
平成16年4月15日(木)。♂。春型はアゲハほどの大きさ。春型では後翅裏に薄い黄白色の帯が出るようです。前翅裏の明るい帯模様は地の黒色との境界が割合とはっきりしているもの、やや不明瞭なものなど変異幅が大きいようです。
平成16年4月15日(木)。♂。上と同一個体。前翅に明るい帯模様が狭くはっきりとしています。
平成15年9月1日(月)。♂。夏型は大型。痕跡的に後翅の裏に黄白色のスジが小さい破線状に見えますが、消失していると言って良い程度です。前翅裏面の白帯はカラスアゲハに比べてると狭いようです。
平成15年9月1日(月)。♂。上と同一個体。前翅に境界は不鮮明ですが明るい帯が認められます。前翅外縁のラメ様鱗粉の載っていない黒い部分の幅はカラスアゲハよりもずっと狭く、翅頂付近では非常に狭くなります。ラメ様の鱗粉はほぼ翅頂にまで広がります。
平成15年9月15日(月)。♂。大分郡湯布院町。
平成17年7月13日(水)。♀。竹田市久住町。
平成16年4月30日(金)。♀。
平成23年7月9日(土)。♀。九重町飯田高原。
平成24年7月20日(金)。♂。由布市庄内町。他地域産に普通に見られる後翅裏面の薄い黄白色帯はありません。
平成25年7月12日(金)。♂。由布市庄内町花牟礼山登山口。