ミヤマセセリ

 シイタケ栽培用のクヌギの林の中を飛び回っては追かけっこをしているもの、またようやく膨らんだクヌギの新芽に産卵をしているメスなどたくさんいました。この時季を逃すとミヤマセセリには来年まで逢えません。日が差し暖かい日は地面すれすれを盛んに飛び回り、留まっても物音に敏感ですぐに飛び立ちます。曇りの日はあまり飛び回らず、静かにそっと近づいて写真を撮ることができます。


 平成16年4月1日(木)。♂。


 平成21年3月27日(金)。♂。ミヤマセセリは枯れ葉や土の上に留まることがほとんどですが、茶色のチョウに茶色の背景では美しくありません。これも狙って撮っています。


 平成16年3月31日(水)。♀。♀は前翅の白い帯紋様がはっきりしています。♂より少し大きくお尻も違います。


 平成16年4月5日(月)。♀。


 平成22年4月6日(火)。♀。豊後大野市。


 平成22年4月6日(火)。♀。豊後大野市。上と同一個体。


 平成28年3月23日(水)。♂。


 平成30年4月18日(水)。♂。久住赤川温泉。この時季、平地ではもう見かけません。茶色のチョウが茶色の背景では工夫がなさ過ぎですが、まだ山には緑があまりありません。


 平成30年4月18日(水)。♂。久住赤川温泉。