タテハモドキ

 大分県南部の波当津浦(はとづうら)で小数が継続的に発生しています。波当津以外の場所には居ないようです。♀♂については曖昧な部分があります。もう少し野外観察が必要です。


 平成21年8月21日(金)。♀。夏型。宮崎県延岡市。


 平成19年6月23日(土)。♂。夏型。宮崎県延岡市。


 平成20年8月12日(火)。♀。夏型。宮崎県延岡市。


 平成20年8月12日(火)。♂。夏型。宮崎県延岡市。
 ♀♂の区別はお尻の形でしています。♀の方が後翅の小さな目玉模様が♂よりも大きくはっきりする傾向があります。後翅の小さな目玉模様が明らかに小さく、痕跡程度であれば間違いなく♂です。


 平成19年9月23日(日)。♀。秋型。宮崎県延岡市。


 平成18年11月3日(金)。♂。秋型。宮崎県延岡市。


 平成20年9月14日(日)。♀。秋型。宮崎県延岡市。
  

 平成19年9月23日(日)。♂。秋型。宮崎県延岡市。
 2005年(平成17年)7月17日(日曜日)の朝日新聞「DO科学」にタテハモドキのことが載っていました。説明に「夏と秋とでは大きく姿を変える。」とありますが、展翅標本の表(おもて)がイラストとしてそれらしく掲載されているだけで、これを読んだ人は「どう違うの・・・?」と思ったことでしょう。


 平成19年9月1日(土)。左♀、右♂。夏型。延岡市。
 ♀は前翅裏のつながった目玉模様を囲む細帯が俵型、♂はだるま型。そしてお尻に近い方の目玉模様を囲む細帯が♀は白帯の茶色の縁取りとほぼ接しますが、♂はごくわずかに離れる傾向があります。また、前翅翅頂の小さな2つの目玉模様が♀の方がはっきりする傾向があります。しかし、中間的なものもあり、翅裏からの♀♂の判断は難しいと思います。


 平成17年9月3日(土)。左♀、右♂。夏型。宮崎県門川町五十鈴川。
 非常にわかりやすく、これは♂で間違いようがありません。


 平成29年8月29日(火)。左♂、右♀。夏型。佐伯市蒲江波当津。
 ♀の方が目玉模様が大きい。


 平成19年9月29日(土)。延岡市。


 平成21年8月24日(月)。飼育。